━━━━━倭国の出雲にある、歩目達の茶店の一晩泊ってから、その次の日の朝。 一緒に働くことや、取引先として動いてくれる歩目達3人と宮守達2人と約束を交わした後。 『もし水の世界に行くなら、朝早く…明るいうちに向かった方が賢明だ。』 という宮守の話に基づき、エアリーと大聖は早めに起床し、朝食をとった。 5人と感嘆に話をしてから別れを告げ、次の目的地である、海の世界へと向かった。 『みまもり』 「━━━━━海の世界に行ってみたいっていうのは意見一致だけど、  一体どうやってそこへ入ればいいのかしら…。」 「陸の者同士なんだ。思いつくわけがない。」 倭国を出て、だいたい西の方角へ進んでいった。 宮守がくれたもう1つのアドバイスとして、海から川へ、川から山へと繋がっているらしい。 なので、海に向かう際は川沿いへ進んでいけば、やがて海にたどり着くということだ。 とはいっても、早く移動の出来る乗り物はない。 目的地であるその海にたどり着くまでには、相当な時間がかかる。 幸い、海に向かう川沿いは以前歩いた五行山に比べ、平たんな道が多く、 歩くスピードは同じでもそのときより長く歩くことが可能ということか。 2人は、川沿いをひたすら歩いていき、海を目指す。 これは、自分が一体どの方角を進んでいるのかがわからなくなった際、 途中で見えた線路と遠くに見える、見覚えのある建物を頼りに進んでいく手段に似ている。 川沿いには、歩行者専用の簡単な道があった。 2人は、その道を…川が見えなくならない範囲内で歩き、歩き、歩き続ける。 道中、ついてに陸の者が水の中へ入る手段も思いついたらとそれを考えながら。 「…大聖。」 「なんだ。」 「そういえば、あなた…何雲?だっけ?あれ使わないの?」 …まったく、なんでこの便利な乗り物の存在を忘れていたのだろうか。 すっかりやる気を無くし、怠けた様子のエアリーが問うと、 大聖は首を横に振って、こんなことを答えた。 「金斗雲な。…確かに、それに乗れば海にはひとっ飛びだ。」 「あら、やっぱりそうなんだ。じゃあもうそれに乗っちゃいましょうよ。」 「だが、それに乗ったところで海の浜にはついても、海には潜れまい。」 「………。」 「それなら、一体どうやって入るかを考えながらゆっくり進んだ方が、退屈はしないだろう。」 …やたら、ツンとした様子で素っ気なく返された。 仏頂面で言い張る大聖に、エアリーは大きくため息をつく。 …なんだか、いつもに増して愛想がない。 倭国の宮守の件を引きずっているのだろうか。 エアリーと目を合わすことなく、途切れを見せない川の向こうを見ながら、 エアリーの様子に目もくれず黙々を歩き始めた。 「…あ!ちょっ…ちょっと待ってよ大聖!歩くの早いわよぉ!」 「こんなことでへこたれていちゃあ、武器やその素材を運搬するのは到底無理だな。」 「もう!屁理屈言って!それとこれとは別でしょうが!」 「うるさい。今はとりあえず黙ってくれ。俺だって………。」 「俺だって………何よ。」 「………いい。今のお前に話したところで文句が返ってくるだけだ。」 「何よその言い方ー!」 エアリーを遠ざけるように早歩きをする大聖の足取りに追いつけず、 エアリーは小走りでその背中を追いかける。 ただ追いかけてくるならまだしも、怠けた様子の割にはうるさく騒ぐエアリーに嫌気がさしたのか、 大聖は眉を寄せムッとした顔で何かを言おうとするが、 …言ってはいけないと考えたのか、とっさに口を閉じる。 そんな大聖の態度が更に気に食わない、エアリーは少し怒った様子で声をあげた。 ………倭国を出発してから、何日も、何週間も歩き続けた。 川沿いの道のところどころに、小屋のような建物が設置されていた。 その建物内にある立て札を見ると、どうやら川沿いの道は、 長距離のウォーキングコースとなっているらしい。 あるいは、ランナーが毎朝走る際に使われる道、など。 疲れた、あるいは日が暮れたと感じたら、 無理をせずにその小屋に入り、手持ちに携帯食料と飲料をとって休息する。 それを繰り返しながら、2人は着々と海に近づいていった。 ………そんなある日のこと。 「…あれ?川沿いの休憩所…、なんだろうけど、なんでこの小屋にだけポストがあるの?」 「知らない。だから俺に聞くな。」 川沿いを歩き、疲れては近くの休憩所に泊る。 それを繰り返していたある日、奇妙なものを見た。 休憩所というだけにいろんな人が利用する、公共の場である小屋の前に、 なぜか赤いポストがポツンと置かれていたのだ。 「変じゃない?ポストがある場所は、普通家族が住んだり会社があったりする建物でしょ?」 「そうだな…。」 不自然に立っている赤いポストをジロジロ眺めながらエアリーが聞けば、大聖も頷く。 公共の場に、赤いポスト。…それも、かなりダイレクトな場所にある。 この小屋が使用自由の公共の場であることを知らない者なら、 間違えてここに人が住んでいると思い込んでしまいそうな位置だった。 …不自然さを感じたエアリーが、先にポストの口に手を伸ばす。 「いろんな人が使うこの建物に集まってくる手紙って、一体何なのかしら?」 「…えっ?あっ!!おっ…、おいっ!!勝手に取り出そうとするんじゃないっ!!」 「ポストを開けて手紙を回収なんてことはしないわよ。  手紙とか、封筒とか、どんなのが入っているかをちょっと見るだけよ。」 そう言って、ポストの口を開けて中を覗き込むように目を凝らす。 エアリーの疑問と好奇心から来た行動に、 大聖は少し慌てた様子でそれを止めようと、エアリーの右腕を掴む。 しかし、エアリーはそれを聞かず、ポストの口に右手を突っ込んでしまう。 すると………━━━━━。 『━━━━━ぎゃああああぁぁぁぁぁっ!!!!!』 「━━━━━いっ!!!!??」 男性の老人らしき、悲鳴が上がった。 その悲鳴は、身体に何かが突き刺さりそれに悶え苦しんでいるという感じだった。 ポストの口を突っ込むなり聞こえたこの悲鳴に、エアリーと大聖はビクリと身体を震わす。 一体何がどうなったと聞く間もなく、ポストから次の台詞が飛んでくる。 『いたたたたっ…!!わ…、わしの目に指を差しこまんでくれっ!!!  早っ………、早くその手を抜いてくれっ!!!』 「えっ!?ぬ…抜く!?」 『そうじゃ!!はよぅせい!!はよぅせんと、わしは両目を失っちまう!!』 「え…、えーと…、と、とりあえず…!!」 自分のことでいっぱいいっぱいなのか、戸惑う2人の声に聞く耳を持たず、 ポストの声の主は、その口に手を入れているエアリーに訴えた。 困惑しながらではあったが、あまりの痛がりように気がかりになりはじめ、 エアリーは一先ずこの悲鳴をなんとかしようと、声の主の言う通りにする。 『…っ!!!…ふぅ…。はぁ…。』 手をポストの口からスッと抜くと、悲鳴も収まった。 悲鳴が収まり、暫く痛みを我慢するかのような荒い呼吸が何度が続く。 荒い呼吸が調子を取り戻すまで、エアリーと大聖は赤いポストの様子を伺う。 暫くすると、赤いポストから驚きと笑いの声が響く。 『…ふぅ、もう大丈夫じゃ!!あいにく視力を失うところじゃった!!はっはっは!!!』 「………本気で言ってるのか、冗談なのか。いや、多分前者か。  しかし、本気に聞こえないのはなぜだろう………。」 『何、ことが過ぎた後には、何事もよき思い出と言うじゃろう!  …ところで、お前さん…大聖じゃな?』 「………あれ?大聖のこと知ってるの?」  「………なっ!?」 『うむ。とはいっても、この姿じゃあわしが誰なのかがわからんか。』 赤いポストが大聖の方を見たと思われた。大聖に視線を向けては嬉しそうにしていた。 エアリーが不思議そうな問うと、赤いポストも頷きの声をあげる。 『いやぁ、お前さん達が海の世界に行くと行っておったからのぅ。  それで、お前さん達をちょっと待ち伏せしとったんじゃ!  とはいっても、この姿じゃあわしが何者なのかがわからんようじゃな。  ちょいとそこで待っておくれ。すぐに変身を解くとしよう。』 「変身…?」 赤いポストがそう話すと、2人は少し疑うような視線を向けた。 『変身と解くとしよう。』と言ったその後。 『………パァンッ!』 「きゃっ!?」  「うっ!?」 軽快な音が鳴り、そこを中心に白い煙が巻き上がった。 自分達の身体を取り囲むように広がったそれに、2人は怯んで短く声をあげた。 煙を吸い込まないようにと目を瞑り、手や腕で鼻や口を覆う。 白い煙が消えた頃。2人は瞑っていた目を開けてみた。 すると、煙が巻き起こった場所に、1人の老人の姿があることに気付く。 「なっ…!!お前は………っ!!!?」 その老人の姿は、過去に神になるための修行をした、大聖には見覚えがあった。 大聖が、「なんでこんなところにいるんだ!!?」と驚いた顔でその先を見た。 2人が視線を向けたそこにいた老人。 そう、彼こそが………バイメン。 遥か昔、生物が栄える前の神話時代から存在している、 また…大聖に神になる修行をさせた、…神様だ。 「な…、なぜ老師様がこんなところにっ!?」 「…へ?老師?」 本当の姿を現したバイメンに、驚きを隠せないまま大聖が駆け寄った。 そんな大聖を見ては、バイメンは右腕を後ろにやってにへらと笑う。 あの頃から変わらない大聖の様子に、バイメンも安心したようだ。 「久しぶりじゃのう!大聖!わしがここにおるのは、  先程も言ったがお前さん達が海の世界に行くという話を聞いて、じゃ!」 「わたしと大聖が海に行く話?なんでそれを?  あと…、おじいさんは大聖の知り合い?おじいさんは誰なの?」 「うん?わしか?」 「老師様っ!人間に正体を言ってしまう気か!?」 「えっ?正体っ??…もう、一体何がなんだかよくわからなくなってきたわ…。」 対面しては互いに話し続ける大聖とバイメンについていけなくなったのか、 エアリーがとても困った顔で、大聖とバイメンの顔を交互に見始めた。 一方、自分の正体を話してしまうのかと大聖が動揺すれば、 バイメンは「わははっ!」と笑い声を上げて、簡単に名乗る。 「わしはバイメン。大聖の知り合いである、神さんじゃよ!!」 「(…この爺さん、俺が明かさなかった正体をあっさり明かしやがったっ…!!)」 「………えっ!?か…神って…。あ、あの神様!!?」 「そうじゃよ。わしは正真正銘の神様じゃ!…て言ってもピンとはこんか。」 バイメンが笑いながら名乗れば、エアリーは驚き、大聖は少し怒った顔をした。 …神。確か神話時代の話では、人前には現れてはいけないという話だったが…。 「ピンとは来ないけど、大聖のこと知ってるんなら、本当なのかしら?」 「…おい、エアリー。それは一体どういう理屈だ。  俺は老師様と違って、…かっ…、神ではないというのに…。」 「でも大聖は、自分が何者なのかを教えてくれてないでしょ?」 「う゛っ…。」 「はっはっは。まぁまぁ、そこの娘さんにはじっくり話した方がよさそうじゃのう、大聖。  なぜわしがここにおるのかと、お前さんが大蛇や竜の退治をしたがるのかもなぁ。」 「え?大蛇って…宮守のこと?」 「あの大蛇を含めてじゃよ。」 「しっ…、しかし老師様…。」 「大丈夫じゃよ。こっそりこの娘さんのことを見守っておったが、  この者なら信用出来そうじゃ。…尤も大聖、  お前さん…この娘さん以外に信頼出来る人間はおるのか?」 「それは………そのっ………。」 首を傾げるエアリーに大聖が顔をしかめていうも、 そう言えばそうだったと言わざるを得ないようなことを突かれ、大聖は口ごもる。 大聖のその様子を見て、バイメンは大聖のことを含め、話せることは話した方がいいと提案する。 …大聖のこの様子だと、自分から話す勇気はなさそうだった。 バイメンが質疑応答を繰り返していく度、大聖の様子が弱気になっていき、 しまいには…黙り込んでしまった。 …その大聖と行動しているエアリーだけには話しておいた方が楽だろうと、 バイメンは深いことを考えずに言い出す。 「んん?お前さん、名前はなんと言ったかのぅ。確か…。」 「エアリーよ。おじいさん。」 「おぉ、そうじゃったそうじゃった。」 「わたしもちゃんと名乗ってないし、別にいいわよ。…ところで、話って?」 「そうじゃ。エアリー、実はのう………━━━━━。」 ━━━━━わしは神様そのもので、大聖は獣人であるが一部神様の血も持っておる。 大聖が自分の正体を明かそうとしなかったのは、そこにあるんじゃ。 神々の決まりごとには、神は人間の前に姿を現してはならんというのがある。 その理由には、己の欲に忠実になり続けた人間が、 神の力を求めた結果全てを滅ぼしたという語録があるためじゃ。 あとは、神でもある大聖がなぜ竜や大蛇の退治を望むのか、じゃな。 すまん。実は大聖にはわしからそうしろと指示を与えておったのじゃ。 大聖やあの大蛇…宮守の退治を強く望んだのは、そのためじゃろう。 大聖が、与えられた仕事を放置するわけがなかろうて…。 わしら神々の間では、竜や大蛇は人々を脅かし生物を食い殺す、 …命を貪るやつらじゃったということ。 そやつらを倒すことは平和に繋がり、自身の信仰も高まる。 武器を持ってそやつらを退治することは、平和維持と同時に自身の権力も誇示出来た。 そのために、そやつらの退治は日々盛んに行われとったんじゃ。 尤も、竜や大蛇が滅亡寸前になってからは、 権力誇示で退治することに愚かさを覚えてきた者もおったがのう………。 ちなみに、竜や大蛇に対抗出来るのは、武器だけじゃ。 わしら神々を戦い続け、必死に生きてゆく彼等は、 神々などが大昔使っていた魔法に対する耐性を身に付けたからのう━━━━━。 「━━━━━差し詰め、宮守はそやつらの中で生き残った者の1人じゃろう。  しかし、わしが大聖に指示を与えたのは当の昔。…時代は変わるもんじゃ。  宮守はわしが知っとるあの大蛇とは少し異なる。」 「…そういう、ことだったの………。」 「………。」 バイメンが申し訳なさそうな悲しい顔をして話すのを聞き、エアリーもしゅんとした。 …大聖やバイメン達、神々にあった裏事情。 それは、月日とともに彼等の心が変わっているかもしれないということを無視し、 昔の光景に囚われ続けた結果に与えてしまったものなのかもしれない。 神であるバイメンが、本来人前に現れてはならないのに…今、ここにいる…。 「大聖が与えられたことを無視出来るわけがない。  こやつは…、こう見えて仕事熱心じゃからのう。  何かを与えられたなら、それをしなくてはならんと思ってしまうんじゃよ。  …うむ、エアリー。お前さんが慕っておる宮守が死にかけた責任は…わしにもある。」 「………バイメン………。」 「………。」 バイメンが続けて話すと、エアリーも悲しい顔をして大聖の方を向く。 大聖は………俯いていた。 確かに、自分に指示を与えたのはバイメンだ。 しかし、その指示をもとに宮守を殺すという行動に出てしまったのは、大聖だ。 バイメンが2人の前に姿を現し、事情の説明を行ったのは、 少なからず、自分の行動に責任を感じたためなのかもしれない。 ………自分が退治を命じなければ、大聖はあんな行動には出なかっただろう。 「………エアリー、大聖。」 「………何?」 「………わしからも謝る。………すまん………。」 「………うん、大丈夫………。」 「………。」 ………信仰され、敬れるべき神が人間に頭を下げるなんて。 しかし、バイメンはそれを自らの屈辱とはしなかった。 神とはいえ、自分も結局は指示を与えるだけの人間のようなものなのだから………。 ………2人に頭を下げた後、バイメンが顔を上げて大聖の方へ近づく。 その行動を見ても、大聖はバイメンの意図が掴めない。 「………そこでじゃ、大聖。」 「なんだろうか?」 「お前さん…、お前さんも、エアリーのように自分のやりたいことを探さんかの?」 「………俺が?」 「そうじゃ。もうその立場に囚われんでもええ。  エアリーと一緒に動き、自分の道を探すといい。  竜や大蛇の退治、それにこだわることはない。………宮守のように、  知る者を除けば誰もお前さんが神であることには気付いておらん。」 「………。」 バイメンが表情を変えてそう勧めると、大聖が驚いた顔をして見上げた。 大聖にそう話してから、今度はエアリーの方を見る。 「エアリー。」 「…何?」 「お前さん…、わしに代わって大聖を見守ってやってくれんか?  大聖は神になりきってはおらん。きっと…神になった後でも、  獣人としての生活の方が、合っとるんじゃろうな…。」 「その大聖を………、わたしに託すってこと………?」 「そうじゃ。」 「老師様…、それじゃあ俺はもう…。」 「うむ。神ということに縛られることはない。  お前さんも、自由に生きていけばいい。…エアリーのように…。  ただ、大聖。これから言うことは、わしからのたった1つの約束とさせてくれ。」 大聖の両肩を両手で掴みながら、バイメンはエアリーの方を向き、話す。 その様は、まるで見守ってきた我が子を旅に送り出す、という様。 それゆえになのか…、バイメンは複雑そうに笑っていた。 ━━━━━自由に生きていけばいい。 大聖の心に、この台詞が響いた………。 何か温かいものを感じたらしく、大聖は不思議そうな顔をした。 そのまま一旦俯いて、また顔をあげることでバイメンの約束ごとを待つ。 「もしお前さんがエアリーと一緒に行くなら、…エアリーの命を守ってやってくれ。  これは、エアリーがお前さんの心を守ってくれる、それでおあいこじゃ。」 「………そういうことなら、俺もその気だ。」 「うむ…。人はどんな者でも『助け合い』じゃからの。」 バイメンが1つの約束事を与えると、大聖も大きく頷いた。 バイメンと話をしてから、エアリーと大聖が互いに見つめる。 バイメンの事情と成り行きという強引さも多少はあったものの…、 その様子には、神と話す前のような気まずい空気はなかった。 「…これからもよろしくね。」 「俺の方からも、よろしくと言っておこう。」 ………。 ━━━━━放っておかれるより気にかけてくれる方が、わたしは嬉しいかな。 ━━━━━こんな俺だが、頼ってくれるのは悪い気はしないよ。 「「━━━━━改めてよろしく!」」 再び、2人の心が一致した。 『D-02 とびこみ』に続く。