初音ミク曲集  まぶしいからやめて  satsumaimo  2012.11  01 喉かわいた  02 凍死  03 Baby You Can Trash Your Life  04 HookWormLove  05 あいつ  06 きらきら星  07 お天気雨  08 ジャクシー  09 比較的さわやかなモグラ  10 Under The Sunshine!!!  11 まぶしいからやめて 01 喉かわいた  イヤホン取ったらセミが思ったよりうるさかった  一時間前から散歩してるのに気付かなかった  こんな暑い日は人にはあんまり出会わなくって  石を蹴飛ばしたら意外と素直に転がってった  いったい僕何してんだ学校にも行かないで  昼寝していた野良猫がじっとこっちを見ている  怪訝そうな目つきで  こんなに天気が良くって何になるんだ  何になるんだ何になるんだ  わからない  前髪を切ったら夏は思ったよりまぶしかった  真夏日が毎日続いているのに気付かなかった  ベンチを這ってるアリが何か偉いものに見えた  それに気付いてる自分もかなり偉いと思った  ひねくれてんのって実はかっこ悪いんじゃないか  昔好きだった本読んでこいつ馬鹿だと思った  少し懐かしかった  でも僕がまともになったって何になるんだ  何になるんだ何になるんだ  なれるんだ  いったい僕何してんだこんなこと考えても  どこにも辿りつかないし散歩するのと同じで  いつも歩く道をちょっと外れてみただけなのに  やけに遠回りになってやけに喉もかわいてくる  一体こんなに天気が良くって何になるんだ  何になるんだ何になるんだ  わからない  この僕がまともになったって何になるんだ  何になるんだ何になるんだ  なれるんだ  わからないわからない  喉がかわいたな 02 凍死  凍死したい 凍え死にたい  もう何も感じたくない  熱い思い もう止められない  氷になったまま 砕け散りたい  降り積もる雪がすべてを消し  きみ以外なにも見えなくなった  歩き出したのは僕自身で  もう山小屋に戻れない  右も左もないこの雪山の中で  いつまですれば枯れ果てるの?  凍死したい 凍え死にたい  もう何も感じたくない  どこにも行けないこの両足が  もう動かないように  凍死したい こんな痛みは  もう二度と感じたくない  太陽のようなきみの目の前で  氷になったまま 砕け散りたい  お星さまも犬の遠吠えも  ぼくを馬鹿にするためにできてる  目をつぶり耳をふさいでても  吹雪 ずっと吹き荒れて    着重ねた服を全部脱ぎ捨てて  ぼくはぼくをさらけ出す きみの前に  凍死したい 凍え死にたい  もう何も感じたくない  鼓動さえももう止まればいい  鳴らしても無駄だから  この体 氷柱となって  きみの胸に突き刺され  熱い思い もう止められない  氷になったまま 砕け散りたい 03 Baby You Can Trash Your Life    作詞:zombie  家に帰ると たくさんの  ペットボトルが あるけれど  打ち捨てられた ゴミからは 何も感じない 何も感じない  生気が AH〜 生気が欲しい  部屋の暗がりに パソコンの 青いランプが 瞬いて  画面に向かい 毒づく姿 見せられない 一つの私  生気が AH〜 生気が欲しい  明日は 必ず やってくる なんて 言わないで  期待される方が 辛いのだから 04 HookWormLove  朝つゆにぬれた野菜畑で ちいさなからだをふるわせて  旅のはじまりを ずっと夢見ていたんだ  きみの口づけにはじまった 目もくらむ冒険のときも  そのぬくもりがあったから 見失わなかった  真っ赤な闇のだくりゅうや 無数のあぶくのすきまを  とおりぬけて やっとここにたどり着いたんだ  もうぜったい離さない  十二指腸のあいだに かみついたぼくらの愛  君なしじゃ生きてけない  内側から吸いつくして ひとつになりたい  つらそうに身もだえるきみの 鼓動を感じる  ふらついて倒れてしまう 君をいとしく思うよ  むくんだ手足ではいずって 裏庭の花だんの土を食べつづける  きみにもっと深くかみつく もうだれにも渡さない  十二指腸のあいだを かけめぐるぼくらの愛  君のなかはあったかい  内側から吸いつくして ひとつになりたい  ひとつになりたい 05 あいつ  あいつはなんだかわからない  ほんきかのんきかわからない  あいづちうってもきづかない  いつのまにかいない  かいりきらんしんかたらない  ファミリーマートにはいらない  どうせいあいしゃにこまらない  なにもさがしてない  だめだよ ひとりで あるいちゃ だめだよ  すごくキラキラしているひとたちも  そわそわしている男たちも  求めるものはただひとつ  きみも飛び込みたいなら止めないが  本当にそんなものが欲しいのか  息を止め あいつの後を追え  ほんきになってもばかみたい  サンプルばっかでつまらない  ほんものめったにでてこない  じつはそんざいしない  だめだよ せきにん とらなきゃ だめだよ  同じところをぐるぐるしていても  ぞんざいな行き当たりばったりも  行き着くとこはただひとつ  きみも参加したいなら勝手だが  溺れて死んでも知ったこっちゃないぞ  目を閉じて あいつの声を聴け  どうする  どうするどうする 06 きらきら星  きらきらひかる おそらのほしよ  まばたきするな わたしをみるな  わたしのめだまを じりじりこがすと  すてきなあぶらみ りょうりにつかえ  いつでも故郷に帰る支度怠らずに  死体となるその日まで  伽羅の枕ドグラマグラ  突然鼻をつまめば無味無臭懐かしの味  ひたすら犬の鳴き声を聴く  えーさきほどのそれほどのあれだけのそのさきのそのむこう  かりそめののめりこむここだけのおはなし  どきどき  時々駐車場の管理を怠ってしまい  取り返しのつかない  カルマ悪魔ドグマパナマ  それでも鼻をつまめば無味無臭約束の土地  汚れた俺の冷たいこの手  えーこのたびはこちらにはあちらにもいたるところにいたる  伝説の腹いせの血まみれのまぼろし  もしもし 07 お天気雨  ちょっとメガネかして 返す気はないけどかして  きみばかりまわり よく見えてるのむかつく  ウォー ウォウウォウイェー 一度だけじゃあ足りないよ  ウーウォー ウォウウォウイェー 一度だけすら言えないよ  ねえどうして無理して わたしの心きつねよめいり  もうどうしても無理で 雨宿りドーナツ三個入り  だけどどうやってもこうなって どうなってんだよそうなってろよ  雨がやんだら わたしここにいられない  ちょっと見てみただけ もっと見てみたくなるかも  やっぱやめとくかも ずっと見てたら死んじゃうかも  ウォー ウォウウォウイェー ボキャブラリイが足りないよ  ウーウォー ウォウウォウイェー 同じことしか言えないよ  ねえどうして無理して 晴れてるのに雨の先送り  もうどうしても無理で 雨なのに晴れてる水たまり  だけど勉強会は最終回 でも閉店セールは終わらない  雨がやんでも わたしどこにもいけない  ねえどうして無理して わたしの心きつねよめいり  もうどうしても無理で あと残りドーナツひとつきり  ねえどうしてどうして メガネには水玉ぽつぽつり  もうどうしてどうして ねえ どうして 08 ジャクシー  神を失ったおじいさんは失神した  孫はおもちゃのパトカーを背中の上で走らせて  きみよりも楽しそうだ  六億年かけて 食パンマン食べて  うたっているだけでしあわせ  あいつにお湯かけて はなくそほりだして  ぼたりとおちたよだれから  あたらしい生物が  生まれる 生まれる そして早めに死ぬ  むかつく あきれる そしてあきらめる  かえるの気持ちが 先にわかってしまうなら  ここで泳いでていいのよ  最後に残ったお父さんも滅亡した  うちには読むに値する本がないのです本当に  臆病な鳥のように  ふりかけふりかけて 松ぼっくり食べて  ねむっているだけでしあわせ  危うく死にかけて 冷や汗ふきとって  しぼっておちたしずくから  なにげない感激が  生まれる 生まれる そして早めに死ぬ  しらない くだらない なにも見ていない  たしても ひいても すぐに隠れてしまうなら  もう追いかけなくていいのよ  生まれる 生まれる そして早めに死ぬ  むかつく あきれる そしてあきらめる  かえるの気持ちが 先にわかってしまうなら  ここで泳いでていいのよ  かえるになっても 行き場のないだけならば  ひそやかに  笑っていよう 09 比較的さわやかなモグラ  穴掘り 土の中で穴掘り  巣穴の中で巣作り  ちょっとおしゃれに色塗り  やっぱここらで一息  タッタタラリラ  居眠り 夢を見たら深読み  ホットココアをひと口  準備完了  上を見るのはやめて  でも前向きに進むぼくは  比較的さわやかなモグラ モグラ  着実に深くなる足場 足場  可及的速やかに落馬 落馬  そしてまたさわやかに鼻をすするモグラ  子作り 土の中で子作り  土を固めて手作り  ちょっとおしゃれに色塗り  やっぱここらで一息  タッタタラリラ  居眠り 夢に出たら深読み  冷めたココアをひと口  準備完了  敵の魔の手をふさぐ  めくるめく地下の城  比較的さわやかなモグラ モグラ  確実に広くなる持ち場 持ち場  できるだけ穏やかに落馬 落馬  そしてまたさわやかに腰をさするモグラ  だいぶ掘ったと思って上を見上げたら  まだ犬が見下ろしている  よだれがきらりと光る  比較的さわやかなモグラ モグラ  着実に深くなる足場 足場  可及的速やかに落馬 落馬  そしてまたさわやかに鼻をすするモグラ 10 Under the Sunshine!!!  外は何だかいい天気だけどぼくは関係ない  体力ない疲れたくもない海で溺れたくもない  クソ暑い炎天下ではしゃぐやつの気がしれない  頭悪い子供みたいクラゲに刺されても知らない  なんてこと言って 子供なのはどっちかな  きみのほんとの気持ちを 私は知っているよ  飛び込めよ波の中に 走り出せよ地平線に  そう何もかもが息づく世界  思い切り暴れてみればいい  叫べ力の限り 一度しか起こらないこの奇跡  讃めたたえて あの光のもとへ  Under the Sunshine!!!  ぼくは冷房大好きでこの部屋から出たくはない  外からの光だけでぼくにはとてもまぶしい  いっしょに走りまわるような馬鹿な友達はいらない  いっしょに転げまわるような馬鹿な恋人もいらない  なんて寝転んで きみがいちばん馬鹿でしょ  まだ気づかないでいるの 私はここにいるよ   飛び込めよ波の中に 走り出せよ地平線に  そう何もかもを失くしたあとに  何が手に入るか見てごらん  叫べ力の限り 一度しか起こらないこの奇跡  讃めたたえて あの光のもとへ  泳いで 泳いで 夢中で泳いで  見つけて 見つけて 私を見つけて  閉じ込められたまま歌うだけの私を  ここから連れ出して  飛び込めよ波の中に 走り出せよ地平線に  そう何もかもが息づく世界  思い切り暴れてみればいい  叫べ力の限り 一度しか起こらないこの奇跡  讃めたたえて あの光のもとへ  Under the Sunshine!!! 11 まぶしいからやめて  いつの間にか夜が明けて  鳥の歌が無邪気に響く   生きる場所がちがうと知って  ぼくは恋をするのをやめた  暗くない夜 うす暗い昼  どちらに居ればいいの  からかわれて苦笑いして  居心地が悪かった     まぶしいからやめて やめて 見ていられないから  明るい街並みがぼくを追い立てる  きみの笑う場所でぼくは 生きていけないから  もうぼくを見ないでね  夏の虫が光求め  ランプめがけて何度もぶつかった  きみが話すくだらないこと  ぼくもやってみようとしてた  ただ素直にきみは笑う  ぼくは無理して笑う  空回りして進めなくて  戻れなくて逃げてる  まぶしいからやめて やめて 見ていられないから  影だらけのぼくは消えてしまう  きみの歌う場所でぼくは 生きていけないから  ここからそっと聴いてるよ  きみが好きだった  確かにそうだった  暗くない夜 うす暗い昼  どちらに居ればいいの  からかわれて苦笑いして  答えは分からなくて  ただ素直にきみは笑う  ぼくは無理して笑う  空回りして進めなくて  戻れなくて逃げてる  まぶしいからやめて やめて 見ていられないから  それでも見ている ぼくはいつまでも  きみがいない場所でぼくは 生きていけないから  ずっと照らしていてね